正答1
解説
正解は1です。
球麻痺を起こす病巣の部位を問う問題です。
「球」とは延髄を指し、球麻痺は延髄の舌咽・迷走・舌下神経の運動核や神経の障害で起こります。
【選択肢別解説】
1:○ 延髄には舌咽神経、迷走神経、舌下神経の運動核があります。
ここが障害されると構音障害、嚥下障害、舌の萎縮などの球麻痺が起こります。
2:× 海馬は大脳の側頭葉内側にあり、記憶の形成に関わります。
障害されると記憶障害が起こり、球麻痺は起こりません。
3:× 前頭葉は随意運動や思考、意欲などを担います。
片側の障害で球麻痺は起こらず、両側の皮質延髄路が障害されると偽性球麻痺になります。
4:× 小脳半球は同じ側の手足の協調運動を担います。
障害されると運動失調が起こり、球麻痺は起こりません。
【ポイント】
球麻痺は延髄の下位運動ニューロン障害、偽性球麻痺は両側の上位運動ニューロン障害です。
舌の萎縮や線維束性収縮があれば球麻痺と区別できます。