正答1
解説
正解は1です。
知熱灸は、艾炷を皮膚の上で燃やし、患者が熱さを感じたら合図をしてもらって取り除く灸法です。
安全に行うには、患者が熱さを正しく感じ、それを術者に伝えられることが前提になります。
【選択肢別解説】
1:○ 認知症の患者は、熱さを感じても適切に伝えられないことがあります。
取り除く時機が遅れて熱傷を起こすおそれがあるため、最も注意を要します。
2:× 関節リウマチの患者でも、熱さの感覚と意思表示は通常保たれています。
知熱灸の安全性に直接かかわる問題は少なく、最も注意を要するものではありません。
3:× 骨粗鬆症は骨の強度が低下する病気で、皮膚の感覚や意思表示には影響しません。
知熱灸で最も注意を要するものではありません。
4:× 過敏性腸症候群は腸の機能的な疾患で、熱さの感じ方や伝え方には影響しません。
知熱灸で最も注意を要するものではありません。
【ポイント】
知熱灸や温灸は、患者の「熱い」という合図に頼る灸法です。
認知症、意識障害、糖尿病などによる感覚障害がある患者では熱傷に特に注意します。