正答4
解説
正解は4です。
『難経』六十八難は、五兪穴(井・滎・兪・経・合)が主治する症状を示しています。
「井は心下満、滎は身熱、兪は体重節痛、経は喘咳寒熱、合は逆気して泄す」を主るとされ、体重節痛(体が重く関節が痛む)には兪穴を用います。
【選択肢別解説】
1:× 前脛骨筋腱内側の陥凹部で内果尖の前方は中封の部位です。
中封は足の厥陰肝経の経穴(五兪穴の経)で、兪穴ではありません。
2:× 第4・第5中足骨間で第4中足指節関節近位の陥凹部は地五会の部位です。
地五会は足の少陽胆経の経穴ですが、五兪穴ではありません。
3:× 足内側で舟状骨粗面の下方の赤白肉際は然谷の部位です。
然谷は足の少陰腎経の滎穴で、身熱を主ります。
4:○ 第5中足指節関節の近位陥凹部で赤白肉際は束骨の部位です。
束骨は足の太陽膀胱経の兪穴なので、体重節痛の治療部位として適切です。
【ポイント】
六十八難の主治は「井:心下満、滎:身熱、兪:体重節痛、経:喘咳寒熱、合:逆気而泄」と覚えます。
陰経では兪穴が原穴を兼ねる点もあわせて押さえておきます。