正答3
解説
正解は3です。
絡脈を流れる気血が滞り、すべての絡脈に瘀血があるときに用いる経穴を問う問題です。
『霊枢』経脈篇は、脾の大絡である大包について「全身の絡脈に血がたまるときは、みな脾の大絡を取る」と述べています。
【選択肢別解説】
1:× 鳩尾は任脈の絡穴です。
上腹部、胸骨体下端の下方1寸にあり、任脈の絡脈の病証に用いますが、全身の絡脈を統べる経穴ではありません。
2:× 長強は督脈の絡穴です。
会陰部、尾骨の下方で尾骨端と肛門の中間にあり、督脈の絡脈の病証に用います。
3:○ 大包は脾の大絡です。
側胸部、第6肋間で中腋窩線上にあり、全身の絡脈を包み統べるとされます。
そのため、すべての絡脈に瘀血があるときに用います。
4:× 蠡溝は足の厥陰肝経の絡穴です。
下腿前内側、脛骨内側面の中央で内果尖の上方5寸にあり、肝経の絡脈の病証に用います。
【ポイント】
十五絡脈は、十二経脈の絡脈に任脈・督脈の絡脈と脾の大絡(大包)を加えたものです。
任脈の絡穴は鳩尾、督脈の絡穴は長強、脾の大絡は大包と覚えます。