正答2
解説
正解は2です。
呼吸器感染症の治療、予防接種、検査、疫学を問う問題です。
それぞれの記述の対象となる病原体や数値に注意して判断します。
【選択肢別解説】
1:× 上気道炎(かぜ症候群)の治療の中心は抗菌薬ではありません。
原因の大部分がウイルスで抗菌薬は効かないため、安静や解熱薬などの対症療法が中心です。
2:○ 65歳以上の高齢者には肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。
肺炎球菌は高齢者の肺炎の主な原因菌で、予防接種法の定期接種の対象とされています。
3:× インターフェロンγ遊離試験は結核菌に感染しているかを調べる検査です。
結核菌に特有の抗原を使うため、主な非結核性抗酸菌症(MAC症など)では陽性になりません。
BCG接種の影響も受けません。
4:× 日本の結核患者数は先進国の中で少なくはなく、多い方です。
人口10万人あたりの新規患者数は欧米の先進国より高い水準が続いていました。
【ポイント】
インターフェロンγ遊離試験はBCGの影響を受けないため、ツベルクリン反応より結核感染の判定に優れています。
高齢者の肺炎予防では、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの両方が勧められます。