正答3
解説
正解は3です。
低身長の原因となる疾患を問う問題です。
身長は成長期の成長ホルモンや甲状腺ホルモンの働きで伸びるため、小児期にこれらが不足する病気が原因になります。
【選択肢別解説】
1:× マルファン症候群は低身長ではなく、高身長になります。
結合組織の遺伝性疾患で、長い手足やくも状指、大動脈解離、水晶体の脱臼が特徴です。
2:× シーハン症候群は、分娩時の大量出血で下垂体前葉が壊死して起こる病気です。
成人女性に起こるため、身長への影響はありません。
産後の乳汁分泌不全や無月経が特徴です。
3:○ 下垂体前葉機能不全症では成長ホルモンの分泌が低下します。
小児期に起こると骨の伸びが悪くなり、均整のとれた低身長(下垂体性小人症)になります。
4:× バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰になる病気で、低身長の原因にはなりません。
小児では骨の成熟が早まり、むしろ一時的に背が伸びやすくなります。
【ポイント】
低身長の原因には、成長ホルモン分泌不全、甲状腺機能低下症(クレチン症)、ターナー症候群、軟骨無形成症などがあります。
高身長になる病気はマルファン症候群、クラインフェルター症候群、巨人症です。