正答1
解説
正解は1です。
糸球体ろ過量は、糸球体でろ過を押し出す力と押し戻す力の差(有効ろ過圧)で決まります。
有効ろ過圧は「糸球体の血圧」から「血漿膠質浸透圧」と「ボーマン嚢内圧」を引いたものです。
【選択肢別解説】
1:○ 糸球体血圧はろ過を押し出す力です。
これが上昇すると有効ろ過圧が大きくなり、糸球体ろ過量は増加します。
2:× 血漿膠質浸透圧は水分を血管内に引き戻す力です。
これが上昇すると有効ろ過圧が小さくなり、糸球体ろ過量は減少します。
3:× ボーマン嚢内圧はろ過を押し戻す力です。
これが上昇すると糸球体ろ過量は減少します。
4:× 尿管内圧が上昇すると、尿の流れがせき止められてボーマン嚢内圧も上がります。
そのため糸球体ろ過量は減少します。
尿路結石などで尿管がふさがると起こります。
【ポイント】
有効ろ過圧=糸球体血圧−(血漿膠質浸透圧+ボーマン嚢内圧)です。
低蛋白血症で血漿膠質浸透圧が下がると、ろ過は増える方向に働きます。