正答3
解説
正解は3です。
内分泌疾患では、ホルモンの過剰や不足とともに、フィードバックによって上位のホルモンも変化します。
疾患と検査値の変化の方向が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 褐色細胞腫は副腎髄質などにできるカテコールアミン産生腫瘍です。
血中カテコールアミンは低値ではなく高値になり、高血圧などが起こります。
2:× アジソン病は副腎皮質自体が障害されてコルチゾールが不足する疾患です。
負のフィードバックが外れるため、ACTHは低値ではなく高値になり、皮膚の色素沈着が起こります。
3:○ 原発性アルドステロン症では、副腎からアルドステロンが過剰に分泌され、体内にナトリウムと水が貯まります。
循環血液量が増えるため腎臓からのレニン分泌が抑えられ、血漿レニン活性は低値になります。
4:× 原発性甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモンが不足し、負のフィードバックが外れます。
そのため下垂体からのTSH(甲状腺刺激ホルモン)は低値ではなく高値になります。
【ポイント】
原発性の分泌低下では上位ホルモンが上がり、原発性の分泌過剰では上位ホルモンが下がると覚えましょう。
原発性アルドステロン症は高血圧と低カリウム血症が特徴です。