正答4
解説
正解は4です。
GVH(移植片対宿主)反応は、移植片に含まれるドナーのリンパ球が、受け手(宿主)の組織を異物とみなして攻撃する反応です。
免疫担当細胞を多く含む移植片ほど起こりやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 角膜には血管がなく、免疫反応が起こりにくい組織です。
拒絶反応も少なく、GVH反応はほとんど問題になりません。
2:× 肝臓移植で主に問題になるのは、宿主が移植片を攻撃する拒絶反応です。
GVH反応も起こりえますが、骨髄移植ほど多くありません。
3:× 腎臓移植で主に問題になるのも拒絶反応です。
移植片に含まれるリンパ球が少ないため、GVH反応は起こりにくくなっています。
4:○ 骨髄移植(造血幹細胞移植)では、移植片に大量のドナーのT細胞が含まれます。
そのためGVH反応が最も起こりやすく、移植片対宿主病(GVHD)として重要な合併症になります。
【ポイント】
拒絶反応は「宿主が移植片を攻撃する」、GVH反応は「移植片が宿主を攻撃する」と向きを区別しましょう。
輸血後GVHDを防ぐために、輸血用血液には放射線照射が行われます。