正答3
解説
正解は3です。
痛覚は、侵害刺激を受け取る受容器と、それを伝える神経線維の種類によって性質が変わります。
受容器の構造、伝導する線維の分類、発痛物質と鎮痛物質の区別が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 侵害受容器は自由神経終末であり、特定の受容器構造をもちません。
マイスナー小体などの特殊な構造をもつのは触圧覚の受容器です。
2:× 表在性の速い痛みを伝えるのは、細い有髄線維であるⅢ群(Aδ)線維です。
Ⅱ群(Aβ)線維は触圧覚を伝えます。
3:○ 深部痛覚のような鈍く局在のはっきりしない痛みは、無髄線維であるⅣ群(C)線維が伝えます。
伝導速度が遅く、持続的な痛みとして感じられます。
4:× ヒスタミンは炎症時に放出され、痛みやかゆみを起こす発痛物質です。
内因性鎮痛物質は、βエンドルフィンやエンケファリンなどの内因性オピオイドです。
【ポイント】
速い痛み(一次痛)はAδ(Ⅲ群)線維、遅い痛み(二次痛)はC(Ⅳ群)線維が伝えます。
発痛物質はブラジキニン、セロトニン、ヒスタミン、カリウムイオンなどです。