事例を読んで、次の記述のうち、Aスクールソーシャルワーカーによるシステム論に基づくアセスメントとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
5年前に妻を亡くしたBさん(35歳)は、子のCさん(11歳)と二人暮らしである。
Bさん家族はSNSで知り合った女性Dさん(36歳)と交流があった。
Dさんとの再婚を考えたBさんはCさんに相談したところ黙りこみ、まったく口をきかなくなり、学校も休みがちになった。
この状況に困ったBさんが、Cさんの担任に相談したところ、Aを紹介された。
AはBさんと面接を行い、Bさんがこれまでの経緯について話した。
正答4
解説
正解は肢4。
システム論に基づくアセスメントでは、問題を特定の個人の原因や責任に帰属させるのではなく、当事者間の相互作用や関係のパターンとして捉える。
BさんとCさんが互いの気持ちを十分に話し合えない膠着状態に陥っているという捉え方は、両者の関係性(円環的な相互作用)に着目したシステム論的な見立てである。
肢1・3はそれぞれCさんの感情やBさんの説明不足という一方向・線形的な原因帰属であり、肢5もCさんの発達段階の問題に個人化している。
肢2もBさんとDさんの関係に焦点があり、本事例の中心的な相互作用を捉えていない。