事例を読んで、次の記述のうち、就労継続支援A型事業所のA生活支援員(社会福祉士)が、Bさんの生活に関わる家族システムの好循環を意図して行った支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Aは、活動に積極的に参加していたBさんが、最近作業への意欲が低下している様に感じた。
Aは送迎時にBさんの母親にそのことを伝えた。
すると母親から、先週Bさんが、父親のお気に入りの時計を誤って壊してしまったが、そのことを父親に伝えることができないでいる。
父親もBさんが時計を壊したことに気づいてはいるが、Bさんを責めたくないので触れないでいるという話を聞いた。
正答2
解説
正解は肢2。
家族システムの好循環を意図するなら、Bさん自身に対し、母親から時計の話を聞いたことを伝えたうえで、父親に言えずにいる気持ちや父親の気持ちについて一緒に考えようともちかけることが有効である。
これにより、Bさんと父親の間で滞っているコミュニケーションが動き出すきっかけを作ることができる。
肢1は作業量の調整のみで根本の家族関係には働きかけていない。
肢3・4・5は母親を通じた間接的な働きかけや父親からBさんを叱ることを促す内容で、当事者間の対話を後押しする視点に欠ける。