事例を読んで、救急病院のAソーシャルワーカー(社会福祉士)のBさんへの対応に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
住民票を移さないまま都市部に移り住んだBさん(55歳)は、ここ10年ほど簡易宿泊所で寝起きし、週4日程度の日雇労働に従事し、その日暮らしである。
ある日、息切れと胸痛のため路上でうずくまっていたBさんは救急病院で結核と診断され、さらに排菌しているため、入院を勧告された。
簡易宿泊所で感染したものと考えられた。
Bさんは健康保険の被保険者であるものの医療費の一部負担金が払えない、働かないと生活ができないと訴えて、入院を拒否している。
正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は肢1・2。
結核による入院(感染症法に基づく勧告・措置)では公費負担制度があり、自己負担分が軽減され一部負担金が実質発生しない場合があることを説明できる(肢1)。
またBさんは健康保険の被保険者であり、就労できず収入が途絶える不安に対しては傷病手当金の説明が有用(肢2)。
肢3の療養補償給付は労災保険の給付で業務上の負傷・疾病が対象であり結核感染はこれに当たらない。
肢4の医療扶助は現在地保護の原則により住民票の有無を問わず申請可能。
肢5の選定療養費は差額ベッド等の特別サービスに関するもので無関係。