事例を読んで、就労継続支援B型事業所のE職員(社会福祉士)が、クライエントに危険が及ぶような行動を減らすために、行動変容アプローチを応用して行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
知的障害があるFさん(20歳)は、作業中に興味があるものが目に入ると勢いよく外に飛び出してしまうことや、作業時間中でも床に寝転がること等の行動が度々あった。
寝転がっているところに起き上がるよう声かけを行うと、引っ張り合いになっていた。
Fさんのこれらの行動は、職員や仲間からの注目・関心を集めていた。
そこで、Eは、Fさんが席に座って作業を継続することを目標行動にして支援を開始した。
正答5
解説
正解は肢5。
行動変容アプローチではまず、寝転がる前の先行条件と行動後の結果を分析する機能分析(ABC分析)を行う。
席を離れる行動に報酬を与えると不適切行動を強化してしまい(肢1)、ベースラインは支援開始前に測定すべきで1か月後では遅く(肢2)、職員が寝転がる姿を見せるモデリングは不適切行動を助長し(肢3)、ベルとの条件づけは目標行動と無関係な提案である(肢4)。