事例を読んで、包括的な支援体制の構築に向けて、社会福祉協議会のE職員(社会福祉士)が行う支援の方針として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
P地区では、Q国の外国人居住者が増加している。
Fさんは、Q国の外国人居住者のまとめ役を担っており、Eのところに相談に訪れた。
Fさんは、日常会話程度の日本語は話せるが、日本の慣習に不慣れなために、過去に近隣住民とトラブルが生じてしまい、地域で気軽に相談できる日本人がいない。
Fさんを含めて、P地区で暮らす外国人の多くが、地域活動にはあまり参加していない状態で、地域から孤立しているようである。
Eは、このような外国人居住者の社会的孤立の問題を解決するための対策を検討した。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は肢1・3。
外国人居住者の孤立解消には、Fさんらを講師に招き近隣住民が外国人の暮らしや文化を学ぶ機会を設けること(肢1)と、外国人が主体的に参加できるよう既存の地域活動のあり方自体を見直すこと(肢3)が有効である。
日本語教材の提供(肢2)は孤立の背景にある関係性の問題には直接働きかけない。
自治会長への生活指導依頼(肢4)や外国人に日本のルール遵守を一方的に求めること(肢5)は同化を強いる一方的な対応であり、共生に向けた支援として適切でない。