事例を読んで、N市において地域福祉計画の策定を担当しているD職員(社会福祉士)が策定委員会での意見を踏まえて提案したニーズ把握の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
地域福祉計画の改定時期を迎えたN市では、その見直しに向け策定委員会で協議を行った。
委員の一人から、「子育て世代に向けた施策や活動が十分ではない」という提起があった。
また、これに呼応して、「子育て世代といっても、様々な環境で子育てをしている人がいる」「まずは子育て中の人の生の声を実際に聞いた方がよい」といった意見に賛同が集まった。
Dは、こうした声を踏まえて、どのように多様な子育て世代のニーズを把握すれば良いかについて考え、最も有効と思われる方法を策定委員会に提案した。
正答2
解説
正解は肢2。
多様な環境にある子育て世代の生の声を幅広く把握するには、世代や環境の異なる親たちを対象にしたグループインタビューにより、参加者間の相互作用を通じて多様なニーズを引き出す方法が有効である。
行政職員への個別インタビュー(肢1)は当事者の生の声ではない。
既存の相談記録の分析(肢3)や特定小学校の保護者に限った座談会(肢4)は情報が限定的である。
保育所利用世帯へのアンケート(肢5)も保育所を利用していない子育て世代を捉えきれない。