事例を読んで、N市社会福祉協議会の福祉活動専門員(社会福祉士)が行ったアウトカム評価として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
N市では、近年ひきこもりに関する相談が増加する一方、具体的な支援活動が市内に不足していることが課題となっていた。
そのため、ひきこもりの人やその家族に対する支援活動の拡大を目的として、N市社会福祉協議会が行政の補助金を得て、計6回の講義・見学等からなるひきこもりサポーターの養成研修を企画・実施することになった。
初めての取組であることから、行政からプログラム評価の枠組みを用いて、研修のアウトカム評価を行うことが求められた。
正答2
解説
正解は肢2。
プログラム評価においてアウトカム評価は、事業の実施によって受講者等にもたらされた成果・行動変容を測定するものであり、研修後に支援活動へ取り組み始めた受講者数とその内容の把握はこれに該当する。
肢1は事前の理解度測定でベースライン把握にとどまる。
肢3は事業が計画どおり実施されているかをみるプロセス評価である。
肢4は受講者以外の市民全体の意識調査で対象がずれており、肢5は経済効果と補助金の比較で効率性(コスト)評価に近く、いずれもアウトカム評価そのものとは異なる。