正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
関節可動域表示ならびに測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会、1995年)に沿って、図の基本軸・移動軸・測定肢位が正しいかを判断する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 上から見た図で、前方に挙げた上肢を外側へ動かす肩関節の水平伸展を測っています。
水平屈曲・伸展は肩関節90°外転位から測定し、基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線です。
図は前方に挙げた上肢の位置(矢状面方向の線)を基本軸にしているため誤りです。
2:○ 肘関節を90°屈曲し、前方から前腕の回内・回外を測っている図です。
基本軸は上腕骨(図の縦の線)、移動軸は手指を伸展した手掌面(図の横の線)で、規定どおりです。
肘を90°に曲げて体幹につけるのは、肩関節の回旋が加わらないようにするためです。
3:× 手掌面上で母指を開く、母指の橈側外転の測定図です。
橈側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上)、移動軸は母指です。
図では基本軸が示指ではなく中指に沿って置かれているため誤りです。
4:○ 股関節外転の測定図です。
両側の上前腸骨棘を結ぶ線(図の破線)への垂直線を基本軸、大腿中央線(上前腸骨棘から膝蓋骨中心を結ぶ線)を移動軸としており、規定どおりです。
参考可動域は45°です。
5:× 下腿を垂らした座位で膝関節を測っている図です。
膝関節の基本軸は大腿骨、移動軸は腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線)です。
図の移動軸は膝の前面から踵の後方へ向かって引かれており、腓骨頭と外果を結ぶ線になっていないため誤りです。
【ポイント】
ROM測定は「基本軸・移動軸・測定肢位」をセットで覚えます。
肩の水平屈曲・伸展は90°外転位、前腕の回内・回外は肘90°屈曲位で測る点が頻出です。