正答4
解説
正解は4です。
心的外傷後ストレス障害(PTSD:Post-Traumatic Stress Disorder)の人への支援の原則を問う問題です。
PTSDは、生命の危険を伴うような出来事の体験後に、再体験(フラッシュバック)・回避・過覚醒などが続く状態です。
【選択肢別解説】
1:× トラウマに焦点を当てた認知行動療法(持続エクスポージャー療法など)は、PTSDに有効性が確立した治療法です。
2:× 外傷体験の直後に詳しく体験を語らせると、かえって症状を悪化させるおそれがあります。
本人が話したくない内容を無理に聞き出してはいけません。
3:× 回復の段階に応じて、同じ体験をもつ人同士で語り合う集団での支援が役立つこともあります。
一律に避けるべきものではありません。
4:○ フラッシュバックや不眠、イライラなどは、強い体験のあとに誰にでも起こりうる反応であることを説明します。
これは心理教育にあたり、自分の反応を理解することで不安が和らぎ、回復を支えます。
5:× 心理的応急処置(PFA:Psychological First Aid)は、災害や事件の直後から行う初期の支援です。
動揺が収まるのを待ってから行うものではありません。
【ポイント】
PTSDの支援では、安全と安心の確保、心理教育、無理に体験を語らせないことが基本です。
専門的な治療としては、トラウマ焦点化認知行動療法が有効とされています。