正答2
解説
正解は2です。
解離症(解離性障害)は、強い心理的ストレスや葛藤が意識の外に追いやられ、記憶や意識、運動・感覚の機能が一時的にまとまりを失う疾患です。
作業療法では、言葉にしにくい葛藤を、作業を通じて安全に表出できるようにします。
【選択肢別解説】
1:× 患者の希望どおりに作業を任せきると、治療の目的や枠組みがあいまいになります。
目的に沿って作業を選び、治療構造を保つ必要があります。
2:○ 粘土や絵画などの表現的な作業は、言葉にできない無意識の葛藤や感情を発散させる手段になります。
解離症の作業療法として適切な関わりです。
3:× うまくできない部分を作業療法士が代わりに行うと、依存や退行を助長します。
できる方法を一緒に工夫し、自分でやり遂げる体験を支えます。
4:× 健忘が生じても作業療法をすぐに中止する必要はありません。
落ち着いて現実に戻れるよう支え、症状に振り回されずに治療を続けることが大切です。
5:× 決められた時間外に個別の活動を続けると、治療の枠組みが崩れ、依存や特別扱いを求める行動を強めます。
時間と場所の枠組みを守ります。
【ポイント】
解離症や身体症状症への作業療法では、症状そのものに過度に注目せず、治療の枠組みを一定に保つことが基本です。
表現的な作業で感情の表出を促し、現実的な生活課題への取り組みを支えます。