高次脳機能障害の評価方法 (別冊No. 7) を別に示す。
この評価方法はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
図の評価用紙は、類似性(概念化)、語の流暢性、運動系列、葛藤指示、Go/No-Go、把握行動の6項目からなります。
運動系列ではLuriaの「拳・刀・掌」を連続して行わせ、各項目を0〜3点で採点します。
これはFAB(Frontal Assessment Battery、前頭葉機能検査)の構成です。
【選択肢別解説】
1:× BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)は、規則変換カード検査や動物園地図検査などの6つの下位検査で遂行機能を評価します。
図の項目とは異なります。
2:× BIT(行動性無視検査)は、線分抹消や線分二等分などで半側空間無視を評価する検査です。
図の項目とは異なります。
3:○ FABは、6つの下位項目を各3点、合計18点満点で採点する前頭葉機能の簡易検査です。
図の6項目と採点基準はFABと一致します。
4:× RBMT(リバーミード行動記憶検査)は、人の名前や約束、道順などの日常生活に即した記憶を評価する検査です。
図の項目とは異なります。
5:× SLTA(標準失語症検査)は、聴く・話す・読む・書く・計算の言語機能を評価する失語症の検査です。
図の項目とは異なります。
【ポイント】
FABの6項目は「類似性・語の流暢性・運動系列・葛藤指示・Go/No-Go・把握行動」です。
短時間で前頭葉機能をスクリーニングでき、前頭側頭型認知症などで低下します。