正答5
解説
正解は5です。
呼吸を調節するしくみを問う問題です。
呼吸は、延髄の呼吸中枢が、化学受容器や肺の伸展受容器からの情報を受けて調節しています。
【選択肢別解説】
1:× 呼吸中枢は延髄にあり、橋にも呼吸を調整する中枢があります。
視床下部ではありません。
2:× 末梢の化学受容器は、頸動脈小体と大動脈小体です。
椎骨動脈にはありません。
3:× 横隔膜と肋間筋は骨格筋であり、随意的にも収縮させられます。
息を止めたり深呼吸をしたりできるのはこのためです。
4:× 末梢の化学受容器は、動脈血の酸素分圧の低下によって興奮します。
酸素分圧の上昇によって興奮するのではありません。
5:○ 肺が膨らむと気管支などの伸展受容器が興奮し、その情報が迷走神経を介して呼吸中枢に伝わります。
これにより吸気が抑えられる反射を、Hering-Breuer反射といいます。
【ポイント】
中枢の化学受容器は主に二酸化炭素分圧の上昇(pHの低下)、末梢の化学受容器は主に酸素分圧の低下に反応します。
慢性的に二酸化炭素がたまる患者では、低酸素が呼吸の主な刺激になります。