正答5
解説
正解は5です。
精神科作業療法で集団を用いるときの基本的な考え方を問う問題です。
作業療法での集団は、それ自体が目的ではなく、メンバー一人ひとりの治療目標を達成するための手段として用います。
【選択肢別解説】
1:× オープングループは、メンバーの出入りが自由な集団です。
固定のメンバーで活動を行うのは、クローズドグループです。
2:× クローズドグループは、メンバーを固定して一定期間活動するため、凝集性が高まりやすい集団です。
集団からの離脱はむしろ起こりにくくなります。
3:× 治療者1名で15名程度のメンバーを担当すると、一人ひとりの状態を把握しきれません。
治療的な小集団では、治療者が個々に目を配れる人数にとどめます。
4:× 同質集団は、似た経験や課題を持つメンバーの集まりなので、共感が得られやすい集団です。
異質集団は多様な見方に触れられますが、共感は得にくくなります。
5:○ 作業療法の集団では、集団のまとまり(凝集性)を高めることよりも、メンバー個人がその場で何を体験したかを重視します。
集団に合わせることを無理に求めず、個人の体験を治療に生かすことが適切です。
【ポイント】
オープングループは出入り自由、クローズドグループはメンバー固定と区別します。
パラレルな場のように、集団の中で一緒にいながら個人の作業に取り組める場も、精神科作業療法でよく用いられます。