正答3
解説
正解は3です。
疾患とその人に適した支援機器(自助具・福祉用具)の組合せを問う問題です。
機器は、その疾患で起こる機能障害を補うものかどうかで判断します。
【選択肢別解説】
1:× アテトーゼ型脳性麻痺では不随意運動のため、長い棒の先で物をつかむリーチャーの操作が困難です。
リーチャーは関節可動域の制限がある人に用いる自助具です。
2:× キーボードカバー(キーガード)は、不随意運動や振戦のある人が隣のキーを押し間違えないようにするものです。
片麻痺では健側の手で操作でき、通常は必要ありません。
3:○ 台付き爪切りは、台に固定した爪切りのレバーを手掌や前腕で押して使います。
手指の変形や痛みがあり、指先でつまむ力の弱い関節リウマチの人に適しています。
4:× 第2腰髄完全損傷では上肢の機能が保たれ、プッシュアップによって車椅子と他の場所を移乗できます。
スライディングボードは、上肢の力が弱い頸髄損傷の人などに用います。
5:× BFO(ball-bearing feed orthosis)は、肩や肘の筋力が弱い人の上肢を支えて、食事などの動作を助ける装具です。
Parkinson病では筋力低下が主な問題ではないため適応になりません。
【ポイント】
関節リウマチの自助具は、関節に負担をかけずに小さな力で使えることが原則で、台付き爪切りや太柄のスプーン、ループ付きタオルなどがあります。
BFOは頸髄損傷(C4〜C5)や筋ジストロフィーなど、近位筋の筋力低下がある人に用います。