正答4
解説
正解は4です。
この問題は精神遅滞と関連がないものを選ぶので、○ が答え(関連がない疾患)です。
精神遅滞(知的障害)は、発達期に生じる知的機能と適応機能の障害です。
染色体異常や、乳幼児期のてんかん性脳症などが原因となります。
【選択肢別解説】
1:× Klinefelter 症候群は、男性で X 染色体が1本多い(47,XXY)性染色体異常です。
軽度の知的障害や学習の困難を伴うことがあります。
2:× Prader-Willi 症候群は、15番染色体の異常による疾患です。
乳児期の筋緊張低下、幼児期からの過食と肥満、知的障害が特徴です。
3:× Turner 症候群は、女性で X 染色体が1本欠けている(45,X)性染色体異常です。
知能は正常のことが多いものの、知的障害や空間認知などの学習の困難を伴うことがあります。
4:○ Wallenberg 症候群は、椎骨動脈や後下小脳動脈の閉塞で延髄の外側が障害される脳幹梗塞です。
成人の脳血管障害であり、発達期に生じる精神遅滞とは関連がありません。
5:× West 症候群は、乳児期に発症するてんかん性脳症です。
シリーズを形成するてんかん性スパズム(点頭発作)が特徴で、多くは精神運動発達の遅れを伴います。
【ポイント】
Wallenberg 症候群は、病変側の顔面と反対側の体幹・上下肢の温痛覚障害(交叉性感覚障害)、嚥下障害、Horner 症候群などを示します。
精神遅滞の原因には、Down 症候群などの染色体異常、代謝異常、周産期の脳障害、てんかん性脳症などがあります。