正答3
解説
正解は3です。
排便は、便が直腸に入って直腸壁が伸ばされ、その刺激が脊髄の排便中枢と大脳に伝わって起こります。
骨盤神経(副交感神経)は直腸の収縮と内肛門括約筋の弛緩を起こし、陰部神経は外肛門括約筋を随意的に調節します。
【選択肢別解説】
1:× 便意は、便が直腸に入って直腸壁が伸ばされることで生じます。
内肛門括約筋の伸張で生じるのではありません。
2:× 大腸内容物の混和は、腸管がくびれを繰り返す分節運動や振子運動で行われます。
大蠕動は1日に数回起こる強い運動で、内容物を一気に直腸へ送ります。
3:○ 直腸の収縮は、骨盤神経(副交感神経)の終末から放出されるアセチルコリンで促進されます。
4:× 骨盤神経のインパルスは、内肛門括約筋を弛緩させます。
外肛門括約筋は横紋筋で、陰部神経(体性神経)の支配により意識的に締めたりゆるめたりします。
5:× 上行結腸の内容物は、まだ水分が多い液状から粥状です。
水分が吸収されるにつれて、下行結腸から S 状結腸で半固形から固形になります。
【ポイント】
内肛門括約筋は平滑筋で自律神経、外肛門括約筋は横紋筋で陰部神経の支配です。
大腸の主な働きは水分の吸収で、上行結腸から下行するにつれて便は硬くなります。