正答4
解説
正解は4です。
動脈の拍動は、動脈が皮膚の近くを通り、下に骨などの硬い組織がある部位で触れやすくなります。
図の触知部位(点)が、それぞれの動脈を正しく触れる位置に描かれているかを確認します。
【選択肢別解説】
1:× 図1の点は、鎖骨の下の前胸部(大胸筋の上)に描かれています。
腋窩動脈は、上肢を外転させて腋窩の奥で上腕骨頭に向けて押さえて触れます。
2:× 図2は足を内側から見た図で、点は踵の後縁から離れた前寄りの位置に描かれています。
後脛骨動脈は、内果の後下方で内果とアキレス腱の間を押さえて触れるため、位置が合いません。
3:× 図3の点は、鎖骨のすぐ上(鎖骨上窩)に描かれています。
総頸動脈は、甲状軟骨の高さで胸鎖乳突筋の前縁に沿って触れます。
4:○ 図4の点は、足背の中央、第1・第2中足骨の間の近位付近に描かれています。
長母趾伸筋腱のすぐ外側にあたり、足背動脈を触れる正しい位置です。
5:× 図5の点は手背側に描かれており、母指のつけ根付近で母指の伸筋腱より尺側の位置です。
橈骨動脈は、手関節の掌側で橈骨の遠位端の上、橈側手根屈筋腱の外側で触れます。
【ポイント】
足背動脈は長母趾伸筋腱の外側、後脛骨動脈は内果の後下方で触れます。
下肢の血流障害の評価では、この2か所の拍動を左右で比べて確認しましょう。