正答2
解説
正解は2です。
上腕切断後は、断端の創を治し、拘縮を防ぎ、浮腫を抑えて断端を成熟させることが術後管理の目標です。
義手の装着訓練は、これらが整ってから本格的に進めます。
【選択肢別解説】
1:× 上腕切断の断端は、肩関節の外転拘縮を起こしやすい傾向があります。
外転位に保つと拘縮を助長するため、良肢位を保ち、可動域訓練を行います。
2:○ 創が治らないまま断端に圧迫や負荷をかけると、創の離開や感染を招きます。
創がある場合は創傷治癒を最優先し、その範囲で断端管理を進めます。
3:× 早期に義手を装着して使うことは、幻肢痛を悪化させるとはされていません。
義手で両手動作を行うことは、むしろ幻肢痛を和らげる方向に働くと考えられています。
4:× リジッドドレッシング法は、断端をギプスなどの硬い材料で包む方法です。
浮腫を強く抑えられる一方で、外からは創を観察できないことが欠点です。
5:× ソフトドレッシング法で弾性包帯を巻くときは、断端の先端ほど強く、根元に近いほど緩く巻きます。
先端を緩く巻くと、浮腫が断端の先にたまってしまいます。
【ポイント】
弾性包帯は「末梢ほどきつく、中枢ほど緩く」巻くのが原則です。
リジッドドレッシングは浮腫の抑制に優れますが、創の観察ができないことを覚えておきましょう。