正答3
解説
正解は3です。
感覚脱失がある部位では、熱さや痛みを感じないため、けがや熱傷に気づけません。
生活指導では、感覚のない部位を事故から守る工夫を伝えることが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 片麻痺者の車椅子駆動は、健側の手と足で行うのが基本です。
麻痺側上肢は運動麻痺があるうえ、感覚がないと手を車輪に巻き込んでもけがに気づけません。
2:× スリッパは脱げやすく、つまずきや転倒の原因になります。
足底の感覚がないと脱げたことにも気づきにくいため、かかとのある履物を勧めます。
3:○ 顔面の感覚がないと、カミソリで皮膚を切っても気づけません。
刃が直接皮膚に当たりにくい電動カミソリを使うと、切り傷を防げます。
感覚脱失に対する安全な生活指導として最も適切です。
4:× 麻痺手を使わないようにすると、廃用が進み、機能回復の機会も失われます。
麻痺手は、目で確認しながら安全な範囲で使うよう指導します。
5:× 感覚のない手で熱い湯呑を持つと、熱さに気づかず熱傷を負うおそれがあります。
熱い物は健側の手で扱うよう指導します。
【ポイント】
感覚障害のある人への指導は「目で確認する」「熱い物や刃物は健側で扱う」「安全な道具に替える」が基本です。
入浴時の湯温も、健側の手や温度計で確かめるよう伝えましょう。