正答2
解説
正解は2です。
多発性骨髄腫は、抗体をつくる形質細胞ががん化して骨髄の中で増える血液のがんです。
骨の破壊、貧血、腎障害、高カルシウム血症が主な症状です。
【選択肢別解説】
1:× 肝障害は、多発性骨髄腫の特徴的な所見ではありません。
2:○ 病的骨折がみられます。
腫瘍細胞が骨を溶かすため、脊椎や肋骨などが弱くなり、軽い力でも骨折します。
3:× 赤血球増多ではなく、貧血がみられます。
骨髄が腫瘍細胞で占められ、正常な造血が妨げられるためです。
4:× 血清総蛋白量は減少ではなく、増加します。
腫瘍細胞が異常な抗体(M蛋白)を大量につくるためです。
5:× 低カルシウム血症ではなく、高カルシウム血症がみられます。
骨が溶かされてカルシウムが血液中に出てくるためです。
【ポイント】
多発性骨髄腫の症状は、高カルシウム血症、腎障害、貧血、骨病変の頭文字をとって「CRAB」と覚えます。
リハビリテーションでは病的骨折に注意し、過度な負荷を避けます。