正答1・2
解説
本問は採点除外(公式で1と2のどちらも正解とされた問題)です。
正しいものを1つ選ぶ設問ですが、厚生労働省は「複数の正解があるため」として、1と2のどちらを選んでも正解として扱いました。
上腕周径の測り方と上肢長の測り方の記述が、どちらも正しいとされたためです。
上肢の形態計測は、骨の突出部(骨指標)を起点と終点にして測るのが基本です。
【選択肢別解説】
1:○ 上腕周径は、上腕の最も太い部分(上腕二頭筋の最大膨隆部)の周囲の長さを測ります。
肘関節伸展位と、力こぶを作った屈曲位の両方で測るのが一般的です。
2:○ 上肢長は、肩峰外側端から中指先端までの長さとして測ります。
肩峰外側端から橈骨茎状突起までを測る方法もありますが、中指先端までとする方法も標準的です。
3:× 前腕長は、上腕骨外側上顆から橈骨茎状突起までの長さです。
「肘関節中央部」「手関節中央部」のような骨指標でない点は用いません。
4:× 手長は、橈骨茎状突起と尺骨茎状突起を結ぶ線の中点から中指先端までの長さです。
三角骨と大菱形骨を結ぶ線の中点ではありません。
5:× 手厚は、母指の付け根である第1中手指節関節部では測りません。
一般に第3中手骨頭(第3中手指節関節)の高さで、手背面から手掌面までの距離を測ります。
【ポイント】
上肢長は肩峰外側端、前腕長は上腕骨外側上顆、手長は両茎状突起を結ぶ線の中点が起点です。
周径は最も太い部分や、骨指標から一定の距離の位置で測ると覚えます。