正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
症状性精神障害は、脳以外の身体疾患や代謝異常によって、二次的に脳の機能が障害されて生じる精神障害です。
治療の基本は、原因となる身体疾患の治療です。
【選択肢別解説】
1:○ Wernicke脳症はビタミンB1(チアミン)の欠乏で起こり、意識障害、眼球運動障害、失調性歩行を示します。
治療はビタミンB1の投与で、正しい組合せです。
2:× 肝性脳症では、血中の分岐鎖アミノ酸が減って芳香族アミノ酸が増えるアミノ酸バランスの乱れが起こります。
治療では芳香族アミノ酸ではなく分岐鎖アミノ酸を投与します。
3:○ 全身性エリテマトーデスでは、中枢神経が侵されて精神症状(CNSループス)を生じることがあります。
治療は原疾患に対する副腎皮質ステロイドの投与で、正しい組合せです。
4:× 尿毒症性脳症は、腎不全で体内に老廃物がたまって起こります。
治療は透析で、瀉血ではありません。
5:× ペラグラはナイアシン(ニコチン酸)の欠乏で起こり、皮膚炎、下痢、認知症を示します。
治療はナイアシンの投与で、葉酸ではありません。
【ポイント】
ビタミン欠乏と疾患の対応は頻出です。
ビタミンB1欠乏はWernicke脳症と脚気、ナイアシン欠乏はペラグラ、ビタミンB12欠乏は亜急性連合性脊髄変性症と悪性貧血と覚えましょう。