正答3
解説
正解は3です。
統合失調症では、注意、記憶、遂行機能などの認知機能障害が社会生活の困難に影響します。
これに対する心理社会的治療の名称と内容の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× IPS(個別就労支援)は、本人の希望に基づき、早期から一般就労の場で支援する援助付き雇用のモデルです。
コンピューターゲームによる認知リハビリテーションではありません。
2:× MCT(メタ認知トレーニング)は、結論への飛躍などの考え方の偏りに気づくことを目的とした集団プログラムです。
コンピューターゲームを用いる方法ではありません。
3:○ NEAR(認知機能改善のための神経心理学的教育的アプローチ)は、市販の教育用コンピューターゲームなどを用いて、楽しみながら注意や記憶などの認知機能を練習する認知リハビリテーションです。
言語セッションで日常生活への応用も話し合います。
4:× SCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)は、表情の読み取りや状況の解釈など、社会認知の改善を目指す集団プログラムです。
5:× SST(社会生活技能訓練)は、ロールプレイなどで対人関係や生活の技能を練習する方法です。
コンピューターゲームを用いる認知リハビリテーションではありません。
【ポイント】
認知機能(神経認知)の改善にはNEAR、社会認知の改善にはSCIT、考え方の偏りにはMCT、生活技能にはSST、就労にはIPSと、目的で区別して覚えましょう。