正答4
解説
正解は4です。
軽度の意識障害(意識混濁)は、外見だけでは見逃されやすく、注意力低下や反応の鈍さとして現れます。
意識の状態を客観的にとらえるには、大脳全体の活動水準を反映する検査が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 光トポグラフィー(NIRS)は、近赤外光で大脳皮質表面の血流変化を測り、課題中の局所の脳活動をみる検査です。
意識障害の評価に用いる検査ではありません。
2:× 機能的MRIは、課題を行っているときに活動する脳の部位を画像化する検査です。
意識障害の評価に用いる検査ではありません。
3:× MMPI(ミネソタ多面人格目録)は、質問紙で性格や精神症状の傾向を評価する人格検査です。
4:○ 脳波は大脳皮質の電気活動を記録する検査です。
軽度の意識障害では基礎律動の徐波化(α波の減少とθ波・δ波の増加)がみられ、意識の水準を客観的に評価できます。
5:× WAIS-Ⅲ(ウェクスラー成人知能検査第3版)は知能検査です。
意識障害があると正確に測定できず、意識の評価には用いません。
【ポイント】
意識障害、特にせん妄など軽度の意識障害の評価では、脳波の徐波化が重要な所見です。
てんかんの診断と並んで、脳波検査の代表的な適応です。