正答3
解説
正解は3です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、主に喫煙によって気道と肺胞が障害され、息を吐きにくくなる病気です。
呼吸の仕事量の増加や全身の炎症などにより、肺以外にもさまざまな影響が現れます。
【選択肢別解説】
1:× COPDの患者は喫煙歴が長いことが多く、肺癌を合併する危険が高いことが知られています。
肺癌の合併は稀ではありません。
2:× COPDでは、息をするために使うエネルギー(呼吸仕事量)が増えるため、安静時エネルギー消費量は増加します。
食事が十分にとれないと体重が減りやすくなります。
3:○ COPDの増悪で呼吸不全が強まったときは、非侵襲的陽圧換気(NPPV)が補助換気療法として第一に用いられます。
気管挿管をせずにマスクで換気を補助できるため、正しい記述です。
4:× 呼吸リハビリテーションは、息切れや運動能力の改善に加えて、抑うつや不安の軽減にも効果があります。
改善が得られないという記述は誤りです。
5:× COPDアセスメントテスト(CAT)は、点数が高いほど症状や生活への影響が大きく、生活の質(QOL)が低いことを示します。
点数が高いほどQOLが高いという記述は誤りです。
【ポイント】
COPDの安定期の治療は禁煙が最優先で、気管支拡張薬、呼吸リハビリテーション、栄養療法、在宅酸素療法などを組み合わせます。
呼吸リハビリテーションでは、口すぼめ呼吸や、息切れを起こしにくい動作の工夫を指導します。