正答1
解説
正解は1です。
記憶障害のリハビリテーションでは、意味づけや複数の感覚を利用して覚えやすくする方法と、メモや手帳などの外的な補助手段を活用する方法が基本です。
また、誤りを経験させずに正しい反応を繰り返す誤りなし学習(エラーレスラーニング)が有効とされます。
【選択肢別解説】
1:○ 覚える内容の意味を考え、声に出して印象づけると、情報が深く処理されて記憶に残りやすくなります。
記憶障害の患者に有効な覚え方の工夫として正しい対応です。
2:× 運動は疲労に配慮すれば活用できます。
運動や活動を日課に組み込むことは、生活リズムを整え、注意や意欲を保つうえでも役立ちます。
3:× 絵などの視覚的なイメージを結びつけると、言葉だけより記憶に残りやすくなります。
正しくは視覚イメージも積極的に利用します。
4:× 備忘録(メモリーノート)は、記憶障害を補う代表的な外的補助手段です。
情報を整理して記録できるため、正しくは積極的に活用します。
5:× 記憶障害の患者は、失敗した誤りの内容まで覚えてしまい、修正が難しくなります。
正しくは誤りを起こさせない誤りなし学習で、正しい手順を繰り返します。
【ポイント】
記憶障害の対応は、内的方略(意味づけ・視覚イメージ)、外的補助手段(メモ・手帳・アラーム)、環境調整、誤りなし学習の4つに整理して覚えます。
重度の記憶障害では、内的方略より外的補助手段と環境調整が中心になります。