正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(てんかんに伴う精神症状として不適切なもの)です。
てんかんに伴う精神症状には、発作に関連して起こるものと、発作の間に持続するものがあります。
また、慢性のてんかん患者の一部には、特有の性格傾向がみられることが知られています。
【選択肢別解説】
1:× 粘着性は、一つのことにこだわり、話がまわりくどくなる性格傾向です。
てんかん性格として古くから知られています。
2:× 爆発性は、ささいなことで急に激しく怒り出す傾向です。
粘着性とともに、てんかん性格の特徴とされます。
3:○ 疾病利得は、病気であることで責任を免れたり周囲の関心を得たりすることです。
転換性障害や解離性障害などの心因性の障害でみられる概念で、てんかんに伴う精神症状ではありません。
4:× 不機嫌状態は、はっきりした誘因なく数時間から数日、不機嫌でいらいらした状態が続くものです。
てんかんの発作間欠期にみられる精神症状です。
5:× もうろう状態は、意識の範囲が狭まり、まとまりのない行動をとる状態です。
てんかん発作の後などにみられる代表的な精神症状です。
【ポイント】
てんかんに伴う精神症状には「もうろう状態」「不機嫌状態」「発作後精神病」「てんかん性格(粘着性・爆発性・迂遠)」があります。
疾病利得は転換性障害(変換症)でみられる概念と区別しましょう。