正答5
解説
正解は5です。
解離性障害は、強いストレスや心的外傷を背景に、記憶、意識、自己同一性などのまとまりが一時的に失われる障害です。
治療では、安心できる環境と治療関係をつくり、症状が安定してから少しずつ外傷体験を扱います。
【選択肢別解説】
1:× 破壊的な行動を許容すると、行動化が強まり、患者自身や周囲を傷つけるおそれがあります。
行動には一貫した枠組みを示します。
2:× 空想の世界に入り込んで現実から離れる傾向が強まる場合は、現実に目を向けられるよう指摘し、現実への適応を支えます。
指摘しないという記述は誤りです。
3:× 症状を悪化させる有害な刺激(ストレスのかかる環境など)は、できるだけ取り除き、安全な環境を整えます。
取り除かないという記述は誤りです。
4:× 心的外傷にすぐに直面させると、症状が悪化するおそれがあります。
外傷体験を扱うのは、治療関係ができ症状が安定してからです。
5:○ 病気の性質や治療の進め方をわかりやすく説明する心理教育は、患者の不安を和らげ、治療への協力を得るために大切です。
正しい記述です。
【ポイント】
解離性障害の治療は「安全の確保」「安定化」「心理教育」から始め、外傷の処理は段階的に行います。
急な直面化は症状を悪化させることがあるため避けます。