正答2
解説
正解は2です。
β 遮断薬は心拍数を下げる薬で、運動しても心拍数が上がりにくくなります。
そのため、心拍数をもとにした運動強度の指標は当てにならず、心拍数によらない指標を使う必要があります。
【選択肢別解説】
1:× PCI(生理的コスト指数)は、歩行時の心拍数から安静時の心拍数を引き、歩行速度で割って求める指標です。
心拍数に基づくため、β 遮断薬服用中には適しません。
2:○ Borg 指数(自覚的運動強度)は、本人が感じるきつさを数値で表す指標です。
心拍数に左右されないため、β 遮断薬を服用している患者の運動強度の決定に最も適しています。
3:× Karvonen 法は、最大心拍数と安静時心拍数の差に係数をかけて目標心拍数を求める方法です。
心拍数に基づくため、β 遮断薬服用中には適しません。
4:× 安静時心拍数は、β 遮断薬で低く抑えられています。
運動負荷量を決める指標としては不十分です。
5:× 最大予測心拍数は「220−年齢」などで求める値です。
β 遮断薬で心拍数の上昇が抑えられるため、実際の運動強度と合わなくなります。
【ポイント】
β 遮断薬服用中や心房細動、ペースメーカー使用中の患者では、心拍数による運動強度の管理が難しくなります。
その場合は Borg 指数や、心肺運動負荷試験で求めた嫌気性代謝閾値を用います。