24 歳の女性。
統合失調症。
1年前に職場の対人関係のストレスから発症した。
現在は休職し、外来通院をしている。
嫌がらせをされているという被害妄想は薬物療法により消失したが、ちょっとした周りの表情やしぐさを見て「周りの人が私のことを言っているような気がする」という猜疑的な言動はみられている。
そこで主治医の判断により、認知機能の改善を目的に週1回、外来作業療法を利用したプログラムに参加することになった。
この患者の治療目的に合ったプログラムとして適切なのはどれか。
正答4
解説
猜疑的な認知の偏りが残存し、認知機能の改善を目的とする統合失調症患者には、相手の感情や意図の読み取りなど社会的認知を訓練するSCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)が適切である(正答4)。
ACTは重度精神障害者への訪問型包括支援、IPSは就労支援、エンパワメントアプローチやWRAPは自己管理・リカバリー支援で、本例の社会的認知の改善という治療目的には直接対応しない。