正答4
解説
正解は4です。
くも膜下出血は、多くが脳動脈瘤の破裂によって、脳の表面のくも膜下腔に出血する疾患です。
急性期の診断には、短時間で撮影でき、新しい出血を白く(高吸収域として)明瞭に描出できる単純CTが第一選択です。
【選択肢別解説】
1:× MRIのT1強調像では、急性期の出血は周囲の脳とほぼ同じ信号を示し、見分けにくいです。
撮影にも時間がかかり、急性期の診断には向きません。
2:× MRIのT2強調像でも、急性期のくも膜下出血は脳脊髄液と区別しにくいです。
急性期の診断の第一選択ではありません。
3:× 頸動脈超音波像は、頸動脈の狭窄やプラークを評価する検査です。
頭蓋内のくも膜下腔の出血は描出できません。
4:○ 単純CTでは、くも膜下腔に広がった新しい血液が高吸収域として白く写ります。
脳底部の脳槽が星形やペンタゴン形に白く見えることが典型的な所見で、迅速に診断できます。
5:× 単純エックス線写真は骨の評価に用いる検査です。
頭蓋内の出血は写らないため、くも膜下出血の診断には用いません。
【ポイント】
脳出血・くも膜下出血の急性期はCTで高吸収域(白)、脳梗塞の超急性期はMRI拡散強調像で高信号(白)と覚えましょう。
くも膜下出血の典型的な症状は、突然の激しい頭痛(「バットで殴られたような」頭痛)です。