正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
統合失調症の予後は、発症の仕方、病前の適応、症状の特徴、治療開始の時期などによって左右されます。
予後良好の因子には、急性の発症、明らかな誘因、病前の社会適応が良いこと、病識があること、早期の治療開始などがあります。
【選択肢別解説】
1:○ 病識があると、服薬や治療への協力が得られやすく、再発の予防につながります。
病識の有無は予後を予測する因子の1つです。
2:× 身体的愁訴は、統合失調症の予後を予測する確立した因子ではありません。
予後との関連は示されていません。
3:× 低ナトリウム血症は、多飲水による水中毒など統合失調症に伴う合併症としてみられることがあります。
しかし、統合失調症そのものの予後を予測する因子ではありません。
4:× 初回入院時の処方薬の種類は、予後を予測する因子として確立していません。
5:○ 発病してから治療を開始するまでの期間(精神病未治療期間:DUP)は、短いほど予後が良いことが示されています。
早期発見・早期治療が重視される根拠になっています。
【ポイント】
統合失調症の予後良好因子は、急性発症・誘因あり・遅い発症年齢・病前適応良好・陽性症状が中心・病識あり・未治療期間が短いことです。
陰性症状が中心で、徐々に発症する場合は予後不良とされます。