正答1
解説
正解は1です。
この問題は推奨されないものを選ぶので、○ が答え(推奨されない対応)です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者は、呼吸に多くのエネルギーを使うため、体重が減りやすい傾向があります。
体重減少は予後の悪化と関係するため、栄養管理は治療の重要な柱です。
【選択肢別解説】
1:○ COPD患者には、高エネルギーの食事が勧められます。
脂質は少ない量で多くのエネルギーをとれ、糖質より二酸化炭素の産生も少ないため、呼吸の負担を増やしにくい栄養素です。
そのため脂質を減らす低脂肪食は推奨されません。
2:× 在宅酸素療法は、安静時でも低酸素血症が続く重症の患者に行われ、生命予後を改善します。
適応のある患者には推奨される治療です。
3:× 上肢の筋力トレーニングは、腕を上げる動作で起こる息切れを軽くし、日常生活動作を楽にします。
呼吸リハビリテーションの一環として推奨されます。
4:× 下肢の筋力トレーニングは、運動耐容能を高め、息切れを軽くする効果が確立しています。
呼吸リハビリテーションの中心となる運動です。
5:× インフルエンザワクチンの接種は、COPDの増悪の誘因となる感染を予防するために推奨されます。
【ポイント】
COPDの栄養療法は「高エネルギー・高タンパク」が基本です。
呼吸リハビリテーションでは、下肢の持久力・筋力トレーニングを中心に、上肢トレーニングも組み合わせます。