正答3
解説
本問は採点除外(公式で3と4のどちらも正解とされた問題)です。
厚生労働省は、複数の正解があるため3と4のどちらも正解として採点すると公表しています。
図Aは立位、図Bは背中を丸めて骨盤を後ろに倒した座位、図Cは背すじを伸ばして骨盤を起こした座位です。
腰椎への負荷は、主に椎間板の内圧の測定値で比較されます。
背中を丸めた座位(B)が3つの中で最も大きい点は、どの測定でも共通しています。
一方、立位(A)と背すじを伸ばした座位(C)の大小は、研究によって結果が異なります。
【選択肢別解説】
1:× 立位(A)を最大としている点が誤りです。
背中を丸めた座位(B)では腰椎が後弯し、立位より負荷が大きくなります。
2:× 立位(A)を最大とし、背中を丸めた座位(B)を最小としている点が誤りです。
Bは3つの姿勢の中で最も負荷が大きい姿勢です。
3:○ 背中を丸めた座位(B)を最大とし、次に立位(A)、最小を背すじを伸ばした座位(C)とする並びです。
近年の生体内での測定では、骨盤を起こした座位の内圧は立位と同程度かそれ以下とする報告があり、この並びも正解とされました。
4:○ 背中を丸めた座位(B)を最大とし、次に背すじを伸ばした座位(C)、最小を立位(A)とする並びです。
Nachemsonの古典的な椎間板内圧の測定では、座位は背すじを伸ばしても立位より内圧が高く、この順になります。
5:× 背すじを伸ばした座位(C)を最大とし、背中を丸めた座位(B)をそれより小さくしている点が誤りです。
【ポイント】
腰椎への負荷は臥位で最も小さく、体幹の前屈や背中を丸めた座位、重量物の保持で大きくなります。
座位では骨盤を起こして腰椎の前弯を保つと、負荷を減らせます。