正答4
解説
正解は4です。
交感神経が各臓器に及ぼす作用を問う問題です。
交感神経は「闘争か逃走か」の場面で働き、心臓や代謝を活発にする一方、消化活動は抑えます。
【選択肢別解説】
1:× 膵液の分泌を促進するのは副交感神経(迷走神経)です。
交感神経は消化液の分泌を抑制する方向に働きます。
2:× 交感神経は心拍数を増やし、心筋の収縮力を増強します。
心収縮力を減少させるのではありません。
3:× 交感神経は直腸の平滑筋を弛緩させ、内肛門括約筋を収縮させて排便を抑えます。
直腸平滑筋を収縮させ排便を促すのは副交感神経です。
4:○ 交感神経が働くと毛様体筋が弛緩し、毛様体小帯(チン小帯)が張って水晶体が引っ張られます。
その結果、水晶体は薄くなり、遠くに焦点が合います。
5:× 交感神経は肝臓でのグリコーゲン分解を促進し、血糖値を上げます。
グリコーゲンの合成を促進するのではありません。
【ポイント】
近くを見るときは副交感神経で毛様体筋が収縮し、水晶体が厚くなります。
交感神経は心機能と血糖を高め、消化管の運動と分泌を抑える、と全体像で覚えましょう。