正答5
解説
正解は5です。
作業療法で用いられる評価法や理論の基本的な考え方を問う問題です。
近年の作業療法は、クライエント中心の考え方と、人・環境・作業の関係から作業遂行をとらえる視点を重視しています。
【選択肢別解説】
1:× MTDLP(生活行為向上マネジメント)は、面接で本人が望む生活行為を聞き取り、計画・実行・評価につなげる手法です。
質問紙に回答させる評価法ではありません。
2:× COPM(カナダ作業遂行測定)は、クライエント自身が重要な作業を挙げ、遂行度と満足度を自己評価する面接評価です。
セラピストの意見ではなく、クライエントの視点が中心です。
3:× 人間作業モデル(MOHO)では、人を意志・習慣化・遂行能力の3つの要素でとらえます。
「運動面と精神面」という構成ではありません。
4:× クライエント中心の実践では、評価結果を本人と共有し、一緒に目標や計画を決めます。
結果を提示しないのは、この考え方に反します。
5:○ 作業遂行は、人・環境・作業が互いに影響し合った結果として生じると考えます。
これはPEOモデル(人―環境―作業モデル)やカナダ作業遂行モデルの基本的な考え方です。
【ポイント】
COPMは「クライエントによる遂行度と満足度の自己評価」、MOHOは「意志・習慣化・遂行能力」と、評価法と理論の中身を対応させて覚えましょう。