正答5
解説
正解は5です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(うつ病の患者に行うべきでない対応)です。
うつ病の患者には、十分な休養、自殺の防止、治療への理解を得ることが対応の基本です。
【選択肢別解説】
1:× 急性期に休息をとらせるのは適切な対応です。
急性期は心身のエネルギーが枯渇しているため、仕事や家事から離れて休養することが治療の基本です。
2:× 自殺しないように約束させるのは適切な対応です。
うつ病では自殺の危険が高く、自殺をしないと約束してもらうことは、自殺予防の対応として勧められてきました。
3:× 重要な問題の決定を先延ばしさせるのは適切な対応です。
うつ状態では判断力が低下し、悲観的な考えに偏るため、退職や離婚などの大きな決断は回復後に行うよう勧めます。
4:× 抗うつ薬の副作用について説明するのは適切な対応です。
副作用が効果より先に現れることがあるため、あらかじめ伝えておくと服薬の自己中断を防げます。
5:○ うつ病であることを伝えずに伏せておくのは適切ではありません。
病気であることを本人に伝えることで、つらさが怠けや性格のせいではないと理解でき、治療への意欲にもつながります。
回復の見通しとあわせて説明します。
【ポイント】
うつ病の患者への対応では、病気であることの説明、休養の勧め、自殺しない約束、重大な決定の先延ばし、服薬の継続の5点が基本とされます。
安易な励ましは避けることもあわせて覚えておきます。