正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
注意欠如・多動性障害(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性を特徴とする神経発達症です。
症状は12歳以前から複数の場面でみられることが診断の要件です。
【選択肢別解説】
1:× 薬物療法は行われます。
メチルフェニデートやアトモキセチンなどが用いられ、環境調整や行動療法と組み合わせます。
2:× 女児より男児に多いです。
小児期では男児に多く、女児は不注意が中心で目立ちにくい傾向があります。
3:○ 生育歴の聴取が重要です。
症状が幼少期から続いているかを確かめることが診断に欠かせません。
乳幼児期の発達や学校での様子を、保護者などから詳しく聴き取ります。
4:○ 二次性の精神症状に注意が必要です。
叱られることや失敗の繰り返しで自己評価が下がり、抑うつ、不安、反抗的な行動などが生じやすくなります。
二次障害を防ぐことが支援の大きな目標になります。
5:× 成人期に診断されることもあります。
子どもの頃に見過ごされ、就職後の仕事上の困難などをきっかけに成人期に診断される例も多くあります。
【ポイント】
ADHDの支援では、本人への薬物療法や行動療法に加えて、環境調整、保護者や教師への助言、二次障害の予防が重要です。
成人期のADHDも珍しくない点を押さえておきます。