正答2
解説
正解は2です。
ウイルス性肝炎は、感染経路と慢性化のしやすさがウイルスの種類によって大きく異なります。
A型は経口感染で慢性化せず、B型とC型は血液や体液を介して感染し、慢性化することがあります。
【選択肢別解説】
1:× A型肝炎はほとんど慢性化しません。
汚染された水や食物を介して経口感染し、急性肝炎として経過した後に治癒します。
2:○ B型肝炎ワクチンは感染の予防に有効です。
ワクチン接種でHBs抗体を獲得すると、感染を防ぐことができます。
我が国では2016年から乳児の定期接種となり、医療従事者にも接種が勧められています。
3:× C型肝炎のキャリアの判定は、主にHCV抗原ではなく、HCV抗体とHCV-RNAで行います。
HCV抗体でふるい分け、HCV-RNAで現在の感染を確認します。
4:× 我が国の慢性肝炎の原因ウイルスで最も多いのはB型ではなく、C型です。
C型肝炎ウイルスは感染すると慢性化しやすい特徴があります。
5:× 慢性肝炎では、急性増悪期を過ぎれば運動制限は基本的に必要ありません。
安定期には過度な安静はかえって体力の低下を招くため、適度な運動を勧めます。
【ポイント】
A型は経口感染で慢性化しない、B型はワクチンで予防できる、C型は慢性化しやすく肝硬変や肝癌の原因になると整理します。
C型肝炎は抗ウイルス薬で多くが治癒するようになりました。