正答4
解説
正解は4です。
運動学習は、練習や経験によって運動技能が比較的永続的に変化する過程です。
動機付けや覚醒とパフォーマンスの関係、学習の進み方、転移について問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上するとは限りません。
動機付けが強すぎると緊張が高まり、かえってパフォーマンスが低下します。
2:× 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上するとは限りません。
覚醒レベルとパフォーマンスは逆U字の関係にあり、中程度で最もよくなります(Yerkes-Dodsonの法則)。
3:× 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こりません。
一般に初期に急速に向上し、その後は伸びが緩やかになる曲線を描きます。
4:○ 2種類の運動課題間に類似性があるほど、転移の影響は大きくなります。
転移とは、ある課題の学習が別の課題の学習に影響することです。
動作の要素や状況が似ているほど、前の学習が生かされやすくなります。
5:× パフォーマンスの向上がみられなくなることは、運動学習の停止を意味しません。
一時的に向上が止まる高原現象(プラトー)は、学習の途中でみられる停滞です。
その後、再び向上することがあります。
【ポイント】
運動学習の要点として、逆U字の関係、学習曲線、プラトー、転移を押さえておきます。
リハビリテーションでは、練習課題を実際の生活動作に近づけることで転移を高めます。